循環器内科病棟の勤務経験がある看護師みなみです。今回は、循環器内科病棟の看護師業務について紹介したいと思います。
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循環器内科病棟の患者さんの特徴
循環器内科病棟に入院している患者さんの多くは、不整脈や狭心症等の循環器系疾患を抱えている場合がほとんどです。また、心筋梗塞や心不全で緊急入院された方が、ICUから転棟してくることも珍しくありません。
したがって、心電図モニターの取り扱いや見方、刺激伝導系についての知識が必要であると同時に、不整脈に対するカテーテルアブレーション治療やペースメーカー治療の内容と、治療後の看護について復習しておく必要がありますね。
国民衛生の動向によれば、心疾患は死亡原因の2位であり、患者の多くが高齢者です。心疾患以外の疾患を抱えている方も多いので、幅広い疾患に対する理解と、基本的看護技術が求められる現場でもあります。
循環器内科の看護師の仕事内容・役割・本音〜新人看護師はどうなの?〜
循環器内科病棟に勤務する看護師の仕事内容は多岐にわたります。
私が働いていた病院はプライマリー・チームナーシング制を取っていましたが、急変のリスクが高い患者様の情報はチーム内で共有し、異変にいち早く気付けるよう、ナース一人一人が注意していました。
新人看護師でも、ADLや重症度に関係なく患者を受け持っていましたが、新人はプリセプターのアドバイスを受けながら、患者様の退院指導やモニター管理を行っていました。清潔ケア等の援助はもちろんのこと、術後のモニター管理や輸液管理、バイタル測定等が日常の業務として多い職場です。
循環器の看護師の資格や研修について
スキルアップの一環として、循環器内科病棟で臨床経験を積んだ後に、慢性心不全看護認定看護師や循環器専門看護師の資格を取る人が増えています。一年次には心電図の見方に関する研修を開催する病院が多く、心臓疾患に関する知識習得に加え、検査・治療・看護を結び付けて研修を実施していきます。
循環器内科病棟看護師の給料・年収
病棟看護師の給料は、勤務する病院や経験年数、そして夜勤回数によって異なります。差はありますが、平均して30万円前後のことが多いようです。
循環器疾患の知識と看護技術を身に付けた看護師は、どこでもやっていけると言われています。循環動態は人間の生命を維持する上でとても大切であるため、看護師なら一度は経験しておきたい診療科ですね(^_^)
