現役看護師のみなみです。今日は、看護師の病棟異動についてまとめてみます。
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看護師の異動の理由や時期
病棟看護師の異動時期は、4月、10月、3月にあります。異動の理由は様々ですが、
- 産休や療休に入った人の分を補うため
- 病棟の職場環境を改善させるため、人員の入れ替えを行う
- 他の診療科で経験を積ませるための異動
- 自分で配属希望を出した結果
- いくら指導しても仕事ができないため
などの理由があります。異動時期を年に一回にしてしまうと、新人だらけで業務が回らないという事態が発生するので、年に何回か異動時期を設けている病院が多いようです。
看護師の異動時のストレスや不安
内科から外科に異動となれば、疾患や看護も異なります。また、急性期と慢性期でも行われている治療は違いますから、新しい知識を身に付けることに関して不安を感じる看護師もいますよね。
病棟が違えば、病棟の構造や備品の配置も違います。また、一緒に働く医療スタッフも違うため、新しい環境で新しい人達と仕事をすることが、大きなストレスになることも珍しくありません。
異動願いをだしたら、受け入れられる?
異動願いを出したとしても、異動部署の年齢構成や人員の数によっては、受け入れられないこともあります。どうしても異動したい場合は、その理由を早めに上司に伝えておくことで、希望が通ることもありますよ♪
看護師長の命令を異動拒否したらどうなる?
看護師長が異動の命令を出して、それを拒否したからといって退職させられるということはありません。しかし、拒否するには理由があるわけですから、師長が納得するような理由を伝える義務があります。
異動がうまくいかなかったら、退職すべきか?
異動がうまくいかなくても、必ずしも退職する必要はありません。配属先の希望が通らなくても、看護師としてのキャリアを積むことは可能です。今いる環境の中で、自分が出来ることを積み重ねていきましょう。新しい可能性が発見できるかもしれません(^^)
大学病院や総合病院は、看護師に経験を積ませるために定期的な異動を行っていることも多いようです。異動に不安を感じることも多いですが、新しい診療科で働くことで、看護師としてまた一つ成長できるといいですね。
PS
考え方を前向きに切り返ることにより、退職せずに十分な経験を積む道もあります。ただ、看護師として希望の科でどうしてもキャリアアップしたい思いや不満があるのなら、退職した方がいい場合もあるかもしれません。職場の事情などで迷われる看護師は多いですが、あなたがどうしたいかが大きいかもしれません。退職も師長の移行に従ってみるのもあなた自身の選択です。