美容皮膚科に勤務した看護師の、ののんです。美容皮膚科と聞いてもいまいちピンとこない方は多いと思います。 今回は、美容皮膚科の仕事について紹介したいと思います。
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美容皮膚科の特徴 どんな患者さん(お客さん)が多いの?
まず美容皮膚科とは、皮膚科の領域の中で特に美容に特化した治療を行う診療科のことです。 美容皮膚科は基本的には自費診療となりますが、疾患と治療法によっては保険適用になることもあります。
美容皮膚科に来院される患者様は、ほとんどが肌に悩みを抱えた女性で、悩みはシミ、しわ、たるみなど、人それぞれです。男性も来院されることがありますが、女性とは違い男性の場合はほくろ、ニキビ、タトゥー除去で来院される方が多いです。 年齢は幅広く、20代後半から50代くらいの方が来院されます。
美容皮膚科/医療脱毛の看護師の仕事内容・役割・本音・楽?
主な仕事内容は、医師の施術の補助、一部のレーザー治療、機材のセッティング、患者様のカウンセリング、電話応対になります。他の診療科と同じように採血や点滴・注射を行うことも多いです。 勤務は日勤のみで夜勤はありません。
カウンセリングとは、施術を行うことを決めた患者様に対して、その施術の内容・メリット・デメリット・副作用・ホームケアの方法などを説明して同意を得ることをいい、これはとても重要な役割となります。 医師には聞きづらいことや不安なことをしっかりと聞き、しっかりと施術内容を理解していただくためには必要不可欠といえます。
また美容皮膚科では、病気ではない方が来院されることや自費診療となるため施術費用が高額になりやすいことから、一般診療より質の高い接遇・接客を求められます。 病棟での勤務が長い方ほど、美容皮膚科で求められる接遇・接客に耐えられず辞める方が多いのが実情です。 本音をいうと、私も初めのうちは病棟での言葉遣いがなかなか抜けずお叱りの言葉をたくさん頂きました。
以下は、よくいただく質問です。
FAQ:将来、美容看護師から病棟看護師に戻れる!?
美容系に就職する前に病棟での十分な職歴がある場合は比較的戻りやすいですが、美容系での職歴しかない場合は病棟看護師に戻るのは厳しいというのが正直なところです。特に急性期の病棟に戻るのは難しいでしょう。
美容皮膚科で働くのは難しいと思うかもしれませんが、働いてみたいという方はぜひチャレンジしてみてください。 美容についての知識を学ぶことができるので、働いているうちに自分もどんどん綺麗になれますよ!
FAQ:美容皮膚科の看護師の求人・募集や転職について!?
美容皮膚科のアルバイトや転職についてはこちらに詳しくまとめました。
美容皮膚科の看護師が教えるナースの転職・求人を探すポイント | さすらい看護師のお悩み相談室
FAQ:美容皮膚科の看護師はノルマがあるって本当!?
実際のところ、クリニックによりけりです。 私の勤めていたクリニックでは、ノルマ制度はありませんでしたが、スタッフの士気を高めるための目標は掲げられていました。 ノルマがあるところは、達成状況がボーナスの査定に響く場合もあるようです。
FAQ:美容皮膚科の看護師はレーザー脱毛をお得に受けられるの!?
正直に言うと受けられます。ただし、これもクリニックによって異なります。 私の勤めていたクリニックにはスタッフ割引があり、なおかつ脱毛の練習台として無料で受けられることもありました。 さらに他に家族割引・友人割引もあり、これは脱毛に限らず他の施術や取り扱うドクターズコスメにも適用されました。
FAQ:美容皮膚科の看護師の配置基準は?
美容皮膚科は入院施設のないクリニックになります。 クリニックの場合には明確な配置基準が設けられていないため、業務に支障が出ない程度の人数をクリニック側が決めて配置します。
FAQ:美容皮膚科学会ってどんなところ!?
美容皮膚科学会とは、美容皮膚科学の発展を目的とした研究および研究発表を目的として設立された組織です。 会員は主に医師であり、学術大会にて研究結果を共有することにより美容皮膚科学の質の向上に尽力しています。