精神科看護師のみなみです。今日は、主に転職を考えている看護師さんに向けて、総合病院と単科病院の違いについてご紹介いたします。精神科についても触れているので、精神科へ転職希望の方は必見ですよ。

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総合病院と単科病院のメリットとデメリット

総合病院のメリットは、いろんな科での経験が積める点です。新人のうちは総合病院で自分の適性を見つけて、5年、10年と経験を積んだ後、進学や単科病院への転職、認定・専門看護師資格を目指すなど、それぞれの道に進む看護師が多いです。

逆にそれがデメリットにもなり得ます。数年単位で別の科に異動になることも珍しくないので、異動後はまた新たな知識や看護技術を習得しなければならず、慣れるまでは大変です。

単科病院のメリットは、一つの科で知識と技術広く深く学べる点です。デメリットは、自分がその科に向いていないと思っても、病院内で別の科に異動するのは難しく、退職せざるを得なくなることです。

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総合病院の精神科と精神科単科病院の違い

総合病院の精神科には、病識のある患者さんが多く受診する傾向があります。閉鎖病棟を持たないことも多いので、比較的軽症の患者さんに対応しています。

単科の精神科病院には、自分が精神疾患であるという病識に欠けている患者さんや、自傷他害のリスクが高い患者さんが通院・入院する傾向にあります。もちろん、うつ病や気分障害など、病識のある患者さんも気軽に受診しています。入院設備も、開放・閉鎖があるので、幅広い疾患に対応しています。

精神科以外の単科病院ってあるの!?

単科病院の数は精神科が一番多いと言われています。しかし、消化器内科や泌尿器科、婦人科など、精神科以外の科でも、病床が20床以上で単科のみの開設であれば、それは単科病院と名乗ることが出来ます。

近年増加している透析患者さん専用の24時間対応の透析クリニックも、病床数を満たしていれば単科病院になります。

単科病院では広い知識が学べないと思われがちですが、最近は複数疾患を抱える高齢患者が増加しているため、単科病院でも幅広い知識や技術が求められています。イメージで決めつけるのではなく、実際に自分の目で転職を確認してから決めることが大切かもしれません。

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