脳神経外科病棟で働いていた看護師の、ののんです。脳外科病棟は一体どのような病棟なのか、看護師はどのような仕事をしているのかを簡単に説明したいと思います。

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脳神経外科病棟の特徴 どんな患者さんがいるの?

脳神経外科病棟には、脳や脊髄の疾患のうち外科的治療を行う疾患の患者様が入院されています。 主な疾患は、脳出血やくも膜下出血といった脳血管障害、脳腫瘍、パーキンソン病などになります。

急性期の場合、患者様の入院までの経過は様々で、検査や手術目的で自らの足で入院される方もいれば救急車で運ばれてくる方もいます。 また疾患の特性上、他の病棟に比べADLの低い患者様や意識レベルの低い患者様が多いです。 私の勤務していた病院は、高齢の方が多く認知症を併発された患者様も多かったです。

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脳神経外科の看護師の仕事内容・役割・本音

看護師の仕事内容は主にバイタルサインの確認、日常生活の援助や薬や機器の管理と他の科とあまり大きな差はありません。 急性期であれば術後の全身管理、頭蓋内圧モニターや人工呼吸器管理も重要です。 脳神経が障害されることにより麻痺を起こす患者様が多いため、介助が多いことから仕事は体力勝負になると思います。

脳外科病棟の看護師の役割としては、意識レベルが低下し自分で異変を訴えることができない患者様も多いため、しっかりとした観察をすることが非常に重要となります。 実際に日頃の看護師の観察により異変に早く気づき合併症の早期発見につながったケースもありました。

しかし本音をいうと意識レベルが低い患者様とのコミュニケーションを難しく感じる看護師が多いことも事実です。

脳神経外科病棟の配置基準

私の勤務していた病院は7対1看護を取り入れていました。 急性期の病棟だったこともあり介助が多く、体位変換など一人ではできないことも多かったため、7対1でも大変でした。 しかし、ある程度リハビリで日常生活の訓練が進んでいる患者様が多くいるような病棟では、10対1でもそこまで大変ではないかもしれません。

脳神経外科はセミナーやカンファレンスは多い方?

脳神経外科のセミナーは多い方だと思います。 脳神経の疾患は全身のあらゆる場所に症状が出ますので疾患のセミナーに加えて、様々なセミナーに参加し知識を深めることが重要だからです。 カンファレンスも多いと思います。 患者様の状態の変化が早いので、細かく評価していかないと目標が現在の患者様の状態にそぐわないものになってしまうため、定期的にカンファレンスを行う必要性があります。

日本脳神経外科コングレスって?

日本脳神経外科コングレンスとは、脳神経外科医が診療や手術の経験などから研究したことを発表し、それらを共有するための学術集会です。 専門医だけでなく研修医も参加が可能なため、最新の医療を学びたいとたくさんの医師や研修医が参加されるとのことです。 看護師には日本脳神経看護研究学会というものがあり、よりよい看護を行えるよう参加される方はとても多いです。

セミナーが多いと嫌だな、勤務時間外にわざわざ行きたくないな、と思う人が多いと思いますが、必ず自分の身になりますので自分の仕事に関連する分野のセミナーには積極的に参加することをお勧めします。

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